「毎日書く」を一カ月続けた話

毎日書くを復活させた話」や「一年続けるということの話」の中で、毎日書くを復活させたことを書きました。あれからも書き続けて、二月の一カ月、毎日小説を書き続けることができました。

どうしてできたのかというのは、毎日書き続けた、という一言でまとめることができます。

ですが、それだけでは今後に活かせませんし、振り返った時に毎日書き続けることができたので毎日書けたという意味がないものになりますので、色々と一カ月毎日書き続けたことによる所感を書いていこうと思います。

 

・ぶっちゃけ、毎日書く必要はない

 

いきなりですが、毎日小説を書き続ける必要はありません。毎日書き続けたところで、小説が上手くなるかは保証できません。もしかすれば、小説を書くのが下手になっている可能性もあります。

もしかすれば、と書きましたが、僕はここ最近、上手い小説とは何なのかと考えてます。自分の書いている小説は、まだまだ上手くなれる要素があるが、果たして何をすればもっと上手くなれるのか、と考えています。

毎日書く必要はありませんが、書き上げないと自分の小説について振り返ることはできません。自分の小説について振り返ることができないと、上手い小説を書くためには何をすればいいのか、と考えることができません。

毎日書く必要はないし、毎日書き続けたところで上手くなるとは思えない。

ですが、毎日書かないと作品を書き上げられませんので、書きます。

色々と思い悩むことはありますが、結局は書かないと上手くなれませんので、毎日書くを続けます。

 

・毎日書くのは、しんどい

 

二月という一ヶ月間、毎日書くことができましたが、振り返って真っ先に思ったのは、しんどい……という感想でした。

この「毎日書く」ですが、書いた量は気にしてませんでした。ただ、書いた文字量は気にせず、毎日書けたかどうかということだけを成果の良し悪しとしておりました。

それでも、毎日書くのは、非常にしんどいです。何かを生み出すのは、常にしんどさがありますね。パワーが必要……。

書くぞと思ってテキストエディタを開いても、何を書けばいいのか、どう書けばいいのか、と悩みます。

今日書けたところで、明日も同じ、書くことがある。この連続です。

何かしらの〆切があるわけでもなければ、途中で書かないからといって責任を取らされることもありません。ただ、書かなかった日が生まれるだけです。

表現に悩んでも良いので、一文字でも書く。一行でも台詞を書く。

これだけを考えのベースに、「毎日書く」という行動の指針にしてきました。

それでも、「毎日書く」のはしんどいものです。ただ、書くこと自体にしんどさを覚えているわけではありませんので、最初のハードル、「毎日書く」に対するしんどさを乗り換えてしまえば、何とかなりました。

一週間、二週間と書き続けますと、書いていないことが気になりましたので、最初のハードルも乗り換えられたかな、と思います。

 

・二週間に一万字の小説を書いた翌日

 

毎日小説を書いているのと同時進行で、二週間を目安に、約一万字の小説を書いてます。

一つの小説を書き上げるのに、おおよそ二週間。

十四日で、一本の小説を書き上げてます。

書き上げた翌日、十五日目に何を書くのか無茶苦茶に考えます。

それまでは今まで書いていた小説の続きを書くだけで良かったのですが、十五日目は、新しい小説を書く必要がありますので、作品の冒頭です。毎日書いていなくても、どうしようかなぁ、と考える部分です。

書いたところで、書き直す可能性が高い部分でもあります。

もしかすれば、プロットの修正を加えることがあるかもしれません。

この十五日目をどう乗り越えるか、が毎日書き続ける大きな障害となってます。この文章は、二月の末日、二十九日に書いてます。前日に「」を書き上げました。

今日は、とりあえずタイトルと冒頭の一行を書いて、何とか乗り越えました。

この冒頭の一行は、きっと明日には、何か違うな……と消す書き換える一行になると思います。それでも、とりあえず書きました。

やっていくしかありません。

 

・今後の話

 

毎日書くというのは、小説を書き上げるために必要な作業ですので、今後も書き続けます。毎日書くかどうか別として。

・毎日、小説を書くこと

・小説を書き上げること

・上手い小説を書くこと

という三つは各々が複雑に絡み合いながら、全てがイコールで結ばれていることでありませんので、そろそろ「上手い小説を書くこと」に集中しても良いのかもしれません。

 

やっていくしかありません。

この作品をSNSでシェア