『誠に勝手乍ら』

金曜日の二十一時の純喫茶広瀬は、大学生の孫である広瀬渉がコーヒーを淹れる。私は仕事の疲れを癒すように足を運び、一息を入れる。働くことと休むことを描く、社会人と大学生の交流を年の差恋愛短編

『固執』

きみは友達である高宮から、共通の知り合いである林のことを話される。友情と恋愛との間で揺れ動く男女の関係を描いた二人称短編。

『明日のことを考えないように』

五月のゴールデンウィークに札幌で桜を見る旅行に連れ出された宮内あきは、同伴者である柳田京子と自らを比較してしまう。将来や休みのことなど……上手く休めない社会人を解きほぐすGL短編

『真夜中の会合』

佐藤は仕事終わりに酒を飲んだある夜、終電で終点まで寝過ごしてしまった。帰ろうにも帰れず途方に暮れていると、駅員である内田と出会う。上に立つ者、下で働く者の関係を描く短編。

『白と黒の割合』

生成AIを使っているか人間の手だけで作られたかという判断をする仕事をしている森川は、ある時、小説家である太田英子の著作の判断を依頼される。生成AIを駆使して創作することを問うSF短編。

『チャージ』

転勤で京都で暮らすことになった男は、生まれ育ち、長く住んだ東京のことを忘れられない。居場所と食を描く短編。

『白地に白』

藤本精二は目覚めると見知らぬ見知らぬ天井を見た。頭痛、気怠さ、嘔気と二日酔いに襲われる中で、顔も名前も知らない女性がいることを知る。社会人としての働き方を見つめ直す男女の夜を描いた短編。

『星のキャンバス』

天体観測を趣味にしている「私」と美大生の孤独を描く学生GL短編。チャットGPTとの共作。