『木曜日の使い方』

宮内あきは、平日である木曜日の午前中に露天風呂に浸かっている。柳田京子の確定申告を手伝うようになったからなのだが……。旅と休日の過ごし方を見つめる社会人GL短編。

『残り430ml』

休みの日の朝に突然、家にやって来た大学時代の先輩・長野さん。昔そうしたようにコーヒーを淹れてほしいと頼まれ、少しずつ紐解かれていく突然の来訪。私と先輩との関係を構築し直す社会人GL短編

『エチュードを弾くために』

ピアノ調律師として働く安井は、今は女医として働く丸岡からピアノの調律を依頼される。過去との区切りと救済を描く社会人GL短編

『一行のエアメール』

何年か前の電撃小説大賞の短編部門に送った小説。女子高生と遠い国にいるペンフレンドの交流を描く

『良人の亡霊』

小説家の良人が急逝し、遺品として受け取ったファンレターの中に良人の訃報を知らない読者と文通を始めることになった未亡人と読者の短編

『ブルーマロウ』

近所に引っ越してきた小説家とその妻との触れ合い、自らの感情に戸惑う女子高生の短編