オフシーズンに突入している話

月報を除けば、雑記を更新したのが十月の頭頃で、驚きました。書くようなことがなかったのではなく、小説を書く以外で素を明らかにするのを避けようと考えておりますが、それはまた別の、随筆でちゃんと書こうと思います。

pixivのブックサンタのチャリティイベントに投稿してから、今年はもうオフシーズンに突入しております。オフといっても、HPの細々としたところを調整していたりしていたのですが……。それはそれ、というやつです。

ここからここまでの期間は休む、と決めた方が心身共に落ち着けることを昨年の今頃に発見しましたので、これからもそのような調子で続けていこうと思います。最近になって日曜日の午前中は一週間の疲れを落としてのんびりする、ということをしているのですが、これがリフレッシュに最適です。

馬車車のように働くこともできるのですが、そうなると途中で息が絶え絶えになります。絶え絶えになって、絶え絶えでも走り続けようとして、心身に不調が生じるのは過去に何度もありした。

ですので、一定期間は小説を書くことから離れる期間を設けます。

長く続けるための、調整の期間です。良いアウトプットは良いインプットから、という考えを僕は持っております。

この期間にすることは、インプットの時間を設けたり、当て所もなく出かけたり、旅行に出たり、年明けから書く小説の思索に耽ったりする。そういう期間です。

本屋へ寄った時に、漫然と買うのではなく、何かこの段階で軸となるものを持った方が面白く買えるのではないか、などと考えました。そうして、こんなことを考えながら、本屋を歩いていました。

自分は小説の物語や文章を読むことを大事にしているが果たしてどれほどのことを理解したつもりなのだろうか。自分は分かった気でいるかもしれないが、読者の方は分かっているのだろうか。自分の立場で考えるのではなく、読者の立場に立って今一度見つめ直しても良いのではないだろうか。

今一度入門してみようと何冊か新書を読みました。

※リンクは全てAmazonに飛びます。Amazonのアフィリエイトは利用しておりませんので、リンクから飛んで購入されても、書き手である僕には一円も入りません。ご了承ください。

・「読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する(著: 伊藤 氏貴)

テキストを読む、ということを真正面から取り扱っていくれたような新書でした。何よりもまずは、書かれていることをちゃんと読み取るということから、色々なテクニックを駆使した読み方を提示してくださり、面白かったですね。

論理学に触れている箇所もありますので、気になられる方は同社から出版されている「入門!論理学(著:野矢 茂樹) 」に目を通して良いのかな、と思ったりしました。

・「物語化批判の哲学(著:難波 優輝)

非常に現代的な新書でした。序章から、SNSとの距離感を考えたりしている方には刺さる言葉が並んでいます。あるいは、持て囃される推し活という行為について、何か疑問を持ったことがある方からしたら、共感を懐くことが書かれております。

本書は、タイトルにもある通り、物語化を批判したものです。当然、序章から何度も「物語」という言葉が登場します。

最初の方は気にせずに読み進めていたのですが、不意に気になりました。繰り返し語られるこの「物語」という言葉は、どういう意味なのだろうか。何を物語と定義し、何がどうなれば物語と呼んでいるのだろうか、と。

多くの方が共通意識のように持っている、ある種のイメージを物語と呼ぶのでしょうか? あるいは、自分とは違う何者かになりたいということを物語と定義しているのでしょうか? それとも、何かストーリーやフォーマットやテンプレートがある話の流れを物語と考えられているのでしょうか?

ここの定義がされないまま展開がされるので、非常に悩みながら読み進めることになりました。

・「「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(著:三宅香帆)

著者である三宅香帆氏については、ここ最近よく目にする方であります。その元となった「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を買っても良かったのですが、今回の主旨とは外れてしまうような気がしましたので、こちらを選びました。

他の作品と比べる

テーマを言葉にする

書かれていないものを見つける

時代の共通点として語る

普遍的なテーマとして語る

という五つの技術を駆使しながら色々な本やコンテンツを紹介されていくのですが、作品論で見た……となってしまい、あまり新鮮、目から鱗ということはありませんでした。


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