一次創作

白い指

小説家として活躍していた新山はスランプに陥り、筆を置いて、かつて足を運んだことのある取材先に赴く。そこで幽霊と思わしき女と出会い……。2022年の文學界新人賞へ送った中編。

良人の亡霊

小説家の良人が急逝し、遺品として受け取ったファンレターの中に良人の訃報を知らない読者と文通を始めることになった未亡人と読者の短編

郷愁

大正15年のとある思い出を語る祖父の昔話。地元のお姉さんと駅前で偶然出会った少年の淡い恋心を描いた短編。