『弾かれたもの』

保険会社の営業である「俺」は退職のために有給休暇を消化する。ストレスを解消するように、パチンコとアルコールで無為な時間を過ごしていた。ある夜、バーで大学の同期だった池永と再会し……。社会から弾かれたものが、友人の助けを借りて今再び社会へと復帰しようとする姿を描く中編小説。文庫116頁・税込1500円