先週の十五日に、みやこめっせで開催されました文学フリマ京都に出店してきました。
はじめて文学フリマ京都に出店したということもあり、感想などを書いていこうかなと思います。
一言でまとめると、ネームバリューも何もないはじめての一次創作同人誌の頒布は地獄。
どうして文学フリマ京都に出店しようと思ったのか
そもそも論の話になりますが、どうして文学フリマ京都に出店しようと思ったのかを書いていこうと思います。僕は普段、東方の二次創作で同人誌を頒布していることもある一方で、純文学の公募に投稿することもありました。そういう投稿を続けていると、Webに投稿するしかないような一次創作の短編・中編が何作も出来上がっていきます。
文学フリマの出店申し込みの中に、力試しという項目があり、一つ挑戦してみても良いのではないかと思い、出店申し込みをしました。
小説家になろうとかpixivとかカクヨムとかそういうWeb投稿サイトに投稿しておりませんので、無名も無名です。新人賞を受賞したりということもありません。
そういう全くの無名の段階で、自分がどこまでできるのか、と気になったこともあり、文学フリマ京都に出店してみました。
僕は多くの方に読まれるよりも、自分が満足できた同人誌を少数(部数を明らかにするのは憚れるので一応、ぼかしますが、50部より少ないです。今後はもっと減らそうかなって考えております)用意する考えですので、Twitterと個人サイトしか用いておりませんが、多くの人に読まれたいと考えておられるのでしたら、投稿サイトを使った方が懸命です。
当日の新刊について
そうして用意した新刊がこちら。
表紙デザインを承ってくださったむへどるり氏、組版を承ってくださったRF氏に改めて感謝申し上げます。
少年とお姉さんの恋愛を描いた短編四つをまとめた短編集なのですが、少年とお姉さんが結ばれるのが二つ、結ばれないのが二つと告知が難しい短編集となってしまって苦労しました。
時代も現代のがあれば、現代じゃないのもありますし……。
少年とお姉さんの恋愛短編集でありますが、どういう展開で・最終的にどうなるのかというものが読者の方に伝えるのが難しかったですね。
まぁそもそも、イベント会場当日、買われた方以外で新刊を手に取られたのが一度しかなかったので、中身を伝えるには表紙以外にも必要だなと痛感。各短編のあらすじとか置いておいた方が良いですね。
見本誌を置けるスペースがありましたが、多くの方がそこで足を止めておりましたので、そこでのアピールも必要だな……と思ったり。内側に向いている誕生日席にその列の見本誌が置いてあるって感じです。
良い小説を書くのと良い小説を会場で手に取ってもらうのは全然違う能力が必要なので、いやぁ……難しい。
一部も捌けないということはなかっただけでも幸いでした。
個人通販も行っておりますので、紙媒体で欲しい方はご活用ください。
今後の一次創作同人誌の頒布について
僕は普段は公募に向けて書いており、ある程度まとまれば同人誌として頒布するかなぁ……と考えております。事前にWebで全文公開していることもありますので、両手の指が足りる程度の部数で十分かな。
僕が文学フリマに出たのは今回がはじめてなのですが、はじめての一次創作同人誌が文学フリマってハードル高くない???? って真面目に思います。はじめて出店したみたけど、同じ趣味・嗜好の方を見つけられず、一回だけ出店してやめるっていうのは全然有り得そう。こんなん心折れるって……。
二次創作で頒布する同人誌と全然違いますね。