※本作は「五分以内」に登場する二人の物語となっております。
事前に一読されると、一層楽しめると思われます。
「待ち時間」
「はい、これ」
私の正面に座るエプロン姿の須藤あかりは、そう言って、一本の細い竹串とピンポン玉ほどの大きさの青くて丸い果実を手渡す。私は塞がった両手を見下ろして、首を傾げる。
「何これ?」
「梅」
これ以上ない簡潔な答えが返ってきた。反射的に梅干しを食べた時のすっぱさを思い出し、口の中にじわっと唾液が広がる。
須藤あかりの家のリビングには、一人暮らしのリビングには少しばかり大きいと思われるテーブルが置いてある。視線を上げるとあかりは私と同じように椅子に腰掛けていて、その手には私と同じ物を持っている。私たちの間には、山盛りの梅が入った籠と何も入っていないボウルがあった。銀色のパッドや真っ白な布巾もある。
手持ち無沙汰になった時にペンを弄ぶように、手の平に収まっているまだ全然熟れていない硬い梅をくるくると回す。表面に産毛が生えているのか、弄んでいるとこそばゆい。
深く息を吸うと、初夏から梅雨の間にだけ生じる新緑を青々と輝かせる陽の光や肌に触れる心地良い風を思い出す。ゴールデンウィークが終わって、仕事の日々に戻ることになるけれど、他の時期とは違う不思議な前向きさを胸に懐く。多分きっと天気の良さが、私をそうさせるのだろう。春の終わる儚さや夏が終わる寂しさ、秋から冬に変わる厳しさとは違った清々しさがこの時期にはある。他の季節で思い浮かべることのない、緑や青という色のイメージも一役買っていると思う。良い季節だと思う。新入社員とか新年度とか、春特有の新しいことが次々と片付けてゴールデンウィークに突入できるあたりが、良い。長い休みを満喫しても、まだ休みが続いているような錯覚すら覚える。
逃げるように空想に浸っていた私を、あかりは現実へと引き戻す。ゴールデンウィークが終わり、ちゃんと出版社で編集部に勤める人間として仕事をしてようやく迎えた土曜日の真昼間を同期と過ごしている私に、あかりは端的に告げる。
「ヘタ、取って」
あかりは右手に持っている竹串の先端を、左手に持っている青梅のヘタの先に合わせる。短く切り揃えられた爪には、職場で見かけるような色の薄いマニキュアをしていない。
指先にぐっと力を加え、黒いヘタを取り除く。ヘタを取り除いた梅を、空いているボウルにそっと置く。熟れていない硬い梅が傷つかないように。あかりは手を休めることなく山盛りになっている梅の山を崩すように新たに一つを手に取って、先程の時と同じように竹串の先端を、梅のヘタに向ける。
一連の作業を私にしろ、と言いたげにあかりは私を見上げる。私は自分の手を動かすことなく、口を開ける。
「一つ、訊いていい?」
「嫌」
短い否定の言葉がすぐに返ってきた。苦笑いを浮かびそうになったけど、遥か先に思い描ける具体的な未来のことを想像して、真面目な調子で質問を重ねる。
「進捗に関わることだから、知りたいんだけど?」
あかりは、もう私が何を知りたいのか分かっているように口元を歪めて溜め息をつく。
「せっかちな人に向けるアドバイスなんてないわ」
こういう作業が苦手なわけでない。仕事でもこういう単調な作業を繰り返す時がある。会議の資料作る時とか研修やプレゼンの資料を用意する時とか。ショートカットキーを連打している時の、あの面倒臭さを指先が思い出す。テキストを打っている時とは違う、頭と手を使っている時とは違った面倒さ。可能であれば、仕事以外の時に味わいたくない。
こういう作業であることを聞いていれば、私はあかりと会おうとはせず、別の日にずらした。社会人特有の忙しさとリスケを駆使して、一ヶ月ぐらい伸ばしただろう。一ヶ月ぐらいで食材の旬が変わると信じて。うちで事務員として働いているあかりに小手先の技を駆使して納得させるのは難しいかもしれないけど、そうまでしたい理由があった。
あかりも私の性格を知っているから、あえて伏せていたのだと思う。旬ものを楽しみたくない? と言って、果物と答えたあたり、確実に分かっている。
分かっているからこそ、私は言いたい。あかりの目をじっと見る。オフでもちゃんとメイクをして、須藤あかりは社内でも社外でもちゃんと須藤あかりをしている。甘い、年齢よりも若く見られてしまう丸い顔を隠すように。老けて見られるより良いじゃないと私は思うのだけれど、本人的には職場でなめられるのが嫌なようで、いつも綺麗で大人の女をしている。
職場で掛けている銀縁の細い眼鏡ではなく、コンタクトをしているブラウンの瞳は、普段見る時よりぐっと大きく、確かな存在感を感じる。ピンクのアイシャドウが目元を華やかに見せる。
「せっかちな人に、そういう作業をさせようとしている人の反省はある?」
角度のある長い睫毛を私の方へ向けて、あかりは何かを言いたそうに口を閉ざしている。自分の家なのにラフな装いをすることなくレモンイエローのブラウスに白いパンツを着こなすあかりは、愛嬌の良い顔立ちを見せているのにも拘らず、全てを破壊する遠慮のなさを明らかにした。
「だから私もしてるじゃない」
全然隠せていない苛立ちを見せられ、私は宥めるように口角を上げる。
「その言い方で合ってる?」
「一人だったらしてない」
「好きそうに見えるけど?」
「見えるだけよ」
二つ目の梅のヘタを竹串で取ろうとしたあかりの赤く引かれたリップから舌打ちが漏れた。視線をあかりの指に向けると、竹串の先端が梅の硬さに負けたらしく折り曲がっている。
あかりは白い頬を膨らませ、大袈裟に溜め息をついて、だから嫌なのよこれ、と品の良い眉を寄せる。
私は無駄な怒りをぶつけられる前に、自分の分の作業に取り掛かることにした。梅は思ったより硬かった。上手に力を加えて、てこの原理のように下の方から持ち上げるようにヘタを取ろうとしたけど、すんなりとはいかなかった。あかりのように舌打ちが零れそうになって、私は諸悪の根源がここにある理由を尋ねることにした。
「買ったの?」
先の反応を考慮するに、あかりが旬だからといって青梅をスーパーで買う理由が見当たらない。旬だからといって買うのであれば、他の食材で旬を楽しんでいると思う。あかりにはそういう腕前がある。私と違って。
私とあかりのマンションは近いところにあるけれど、この春まで職場以外で会うことがなかった。これは双方が双方のことを避けていたというより、私の生活の中心が仕事や繁華街での飲み歩きであり、自分の家で過ごすという習慣が少ないためだった。対してあかりはちゃんと家での暮らしを大事にしている、私からしてみればインドア派。つまり、接点がなかった。それがこうして休日にあかりの宅に呼ばれるようになったのは、今年の春に近所のスーパーでばったり出会ったためである。
あかりは大きな瞳をすっと細めて私を見る。
「買うと思う?」
「そう思えないから訊いたんだけど?」
あかりは新しい竹串を手にして、梅のヘタを取る。
「……お婆ちゃんから届くのよ」
「農家をされているの、お婆さん?」
「うん」
「断れ……ないわよね」
「いつまでも小さい子供じゃないんだから」
「心配なんじゃない?」
「心配ねぇ……。でも、もっとあるじゃない?」
「あるかもしれないけど、まぁ、物送るのが良いことだってあるから」
私はあかりのことをよく知らない。同僚だけれど部署が違うと食事に行く機会も少ない。部署単位での飲み会はあったりするが社員全員が親睦を深めてという会食も、ここ最近は開催されていない。あかりの場合、外で食べるより家で作って食べたい人だろうし余計だ。
最近知ったあかりのことといえば、兄弟がいて、長女で家のことを任されることが多かったということ。あかりは家族と仲が良いのだろう。一人っ子の私なんかよりずっと多く台所に立つ機会があって、母親や祖母に家庭の味というやつや料理のコツというやつを教えられたのかもしれない。
「梅なんて漬けたり干したりしたら長期保存できるんだからって言われると、まぁ、断りにくい。いや、断れば良いと思うのはその通りよ。いや、そうよ、そうなの」
あかりは茶色がかった、光の加減によっては黒に見えなくもないミディアムヘアーの髪に手を入れ、乱暴に掻く。ヒートアップしていきそうな自分を見出したあかりは、私がいる手前なのか普段からそうやって自分を鎮静化させているのか分からないけど、諦めたように優しい口調で自分自身を納得させる。
「いや、でも、やっぱり、無碍に扱いたくないわ」
そういうところが、あかりの良いところだと私は思っているので素直な感想を口にする。
「良いと思う」
「感想は後で聞くから手を動かして」
その言葉がスイッチとなって、私達はようやく本腰を入れて、梅のヘタを取る作業に取り掛かる。一つ、また一つと梅のヘタを取り、折れた竹串が出来上がり、時々私の口からあかりのような鋭い音が漏れた。
私は作業を合間で休憩するように長く息を吐く。
「口は動かしてもいい?」
あかりは私を見ることなく、梅を見たまま答える。
「どうぞ全然ご自由に」
「良かったわ。私、こういうの無言でできないタイプなのよ」
「残業中の渡辺さん、怖いって噂になってるけど、そういうとこじゃない?」
「残業なんて怖くて当たり前じゃない? したくない仕事をしてるんだから」
「残業、好きだと思ってたわ」
「もしかして好きで残業してると思われてる?」
「まぁ、少しは……?」
「本気で言ってる?」
「じゃないと、あの残業時間にはならなくない?」
「あのね事務員さん、チーフって忙しい立場なのよ」
「大変ねぇ……」
うちの編集部は第一デスク、第二デスクといった感じでプロジェクトに応じて編集部があり、編集長がいて、副編集長がいて、チーフがいる。私は上からも色々言われると下からも色々と相談される立場にある。
でも、私には私の、あかりにはあかりの忙しさがある。私に毎月締切があるように、あかり達事務員にもあるだろう。自然と労う言葉をかける。
「大変なのはお互い様でしょ」
極々短い沈黙が、リビングに満ちた。あかりは顔を上げ、何かを探るようにじっと私の顔を見る。眼鏡をかけていないあかりの目はくりっと丸まっていて可愛らしいところがある。
「そういうところじゃない?」
「何が?」
「人を労って、苦労を分かち合えるから色々やりがちなんじゃない? 色々やるから残業が増えちゃうってわけ」
説教の気配を感じ取って、渋い顔で答える。そういうのは平日で十分だ。
「やめてよ休日のお昼間から」
そんなことを話していると、全ての梅のヘタが取れた。山盛りになったボウルを持って、あかりはシンクへと移る。ボウルに水を張り、梅を洗う。梅のヘタを取っている時とは違った、清々しく活き活きとした表情をしている。固く、動く気配を見せなかった頬はふっくらと柔らかくなり、緊張していた両眉からは力が抜けている。梅を洗う手付きは、ヘタを取っている時の力強さとは違いたおやかだった。きっと祖母の前でもそういう表情を見せていたのだろうと思わせる甘い横顔。メイクやファッションで大人を着飾らなくても、須藤あかりは十分過ぎるほどに魅力的に見える。毎年梅が届くのが、少し分かった気がする。
ボウルの底を拭いて、テーブルへと戻ってくる。洗って水気を帯びた梅は艶やかで、光を受けて緑に輝く。春の初めに見かけるあの淡い花の美しさの一端を感じられそうだった。
あかりは真っ白な布巾を手に持って、洗ったばかりの梅を拭く。取ったヘタのところに水が残らないように丁寧に拭くと、銀のパッドへ移す。
「拭いたら、こっちね。ヘタのところに水分残りがちだから気をつけて」
「全部?」
「うん、全部」
「一つぐらい……駄目?」
「折角一つずつヘタを取ったのに、全てを駄目にさせたい趣味がある?」
「ごめんなさい、ないです」
「分かればよろしい」
子供っぽく口角を上げて、あかりは笑う。
長女として親のように台所に立ち、時として下の者達の面倒を見てきたあかりは、こういう時にその経歴を遺憾なく発揮する。でもそれが嫌味にならないのは、きっと本人が屈託なく笑って、お姉ちゃんをしてくれるからだろう。甘えられることに慣れている、と言い換えても良いかもしれない。現に私がちょっと手を抜いても、作業効率が落ちても、彼女は何も言わず、全然そんなことを気にしないといった様子で、さらっと尻拭いをしてくれる。
「毎年やってるの?」
「梅が届いた時はね」
「飽きない?」
「全然。あ、ヘタ取るのは嫌いよ?」
拭き取る作業は、ヘタを取るよりずっと早く終わった。用いる道具が壊れる可能性がないせいないかもしれない。そう思うと、あかりが嫌っていた理由に納得できるかもしれない。でも、どちらも単調極まりない繰り返しの連続で、私は苦笑を浮かべる。
「どっちの作業も同じじゃない?」
あかりは氷砂糖と瓶を持ってくると、瓶の中に梅と氷砂糖を交互に入れる。あっという間に全ての梅と氷砂糖を瓶に入れて、焼酎を並々と注ぐ。
「焼酎?」
「え、うん。ホワイトリカーだと、つんってした香りが鼻につくから」
「須藤家の味ってことね」
「お爺ちゃんが焼酎派だったから、そうなんだと思う」
無色で透明な液体の中に浮かぶ数々の梅は、海で見かけるブイのようだった。
あかりは封をしっかり閉じるとある種の達成感を味わっているような恍惚とした顔で言う。
「ヘタ取ったりするの嫌いだけど、ボーナスのために頑張るぞって社会人している時の感覚に近い」
思ってもいなかった単語が、あかりの口から飛び出してきて、私は訊く。
「ボーナス?」
「うん。半年待たないといけないってあたりが特に」
思いも寄らない期間の長さがあかりの口から飛び出してきて、私は短い疑問の音を上げた。
「え?」
「ん?」
「え? え、っと、半年って言った?」
「うん」
どうやら聞き間違えではないらしい。あかりは呆然とする私に助け舟らしいものを出す。
「三か月ぐらいで良いらしいけど、熟成させたらさせた分だけ美味しい」
「三か月……?」
「言わなかった?」
小首を傾げ、わざとらしく言うあかりに、私は無言で頷く。
半年後のために今日という一日の休日を使うのは、ちょっと考えたいものがあった。というか事前に知らされていたら、多分断っていたと思う。仕事であれば全然良いのだけれど、休日の、しかもお酒のためとなると、全然良くない。生ビールが美味しい、好みであるのは、飲みたいと思ったその直後にはもう提供されているところだと思っている節がある。
半年から三か月、半分ぐらい短くなったように思われるかもしれないけど、三か月後はきっと夏で、半年後はきっと冬だ。今は初夏で、梅雨入り前で、梅雨という時期を挟まないといけない。あかりのことだから、三か月経った時には、まだ三か月じゃないって言うだろうし、多分彼女は自分の作ったものが美味しくなる期間、ちゃんと待てる人間だ。私と違って。
こういうところが、私が食事を作るということを楽しめない一因だと思う。煮物料理なんて可能な限りやりたくない。ぱっと作れて、ぱっと食べられる物が良い。
半年後なんて仕事をしていればすぐかもしれないけど、半年は半年だ。半年がいきなり一か月に変わったり、明日に変わったりすることはない。時間は遅く進んだり、早く進んだりすることはない。
「律儀ねぇ……」
あかりは目を細めて口角を上げて声を立てて笑う。眉間に皺を寄せる私から逃れるように背を向けると、キッチンの引き戸を開けて、奥から何かを取り出す。
「せっかちで待てない渡辺あゆみさんには、こちらをプレゼント」
今し方漬け込んだのと梅酒の瓶と全く同じ瓶が、テーブルに置かれる。違うところがあるとすれば、無色透明なアルコールが琥珀色に変わっているところだ。自家製の梅酒のことは詳しくないけど、しっかりと熟成させているのだけは分かる。
「それも焼酎?」
「うん、麦焼酎だったかな」
眉間から力を抜け、口を窄めて、上機嫌に口笛を吹く。土曜日のまだ全然陽の高い時分に、飲める。明日は日曜日だから、最悪日曜日を二日酔いで潰してしまっても良い。そして私には今、須藤あかりの梅酒を漬けることを手伝ったという大義名分がある。飲まない理由がなかった。
私は、あかりに飲み方を注文する。
「ストレートで」
「現金ね」
「引きずらないだけ」
「良い性格だわ。肴は?」
「いらない、まだ。とりあえず最初の一杯はそのままで」
あかりはロックグラスを二つ取りだし、片方には氷を入れてから、もう片方にはそのまま琥珀色の梅酒を注ぐ。麦と梅の香りが、リビングに満ちる。
「お疲れ様」
「そっちも毎年お疲れ様」
グラスを傾けて飲むと、思ったよりずっとマイドルな香りが鼻先をくすぐる。焼酎独特のあの臭みが、梅に漬け込んだことで和らいでいる。口に含むと、麦焼酎独特の切れ味の良さや辛味は残っている。すっきりとした飲み心地で、自然とまた一口飲んでしまう。
「……飲みやすい」
あかりはエプロンを解いて台所の端に掛けると、戻ってきてロックグラスを傾ける。格別ね、とあかりの唇が動いて、幸せそうに笑う。
去年のあかりのことは知らないけど、きっと今と同じように梅酒の用意をしたのだろう。もしかしたら、一人で。その苦労が報われた瞬間が、今なんだと思う。私は自分のことのように嬉しくなって、あかりと同じように笑う。
「お婆さんに良い報告できそうね」
あかりはアルコールに濡れた声で繰り返す。チークの入ったあかりの頬はもう既に赤く、それがアルコールのせいなのかどうか分からない。
「良い報告?」
「そう。今年は職場の友達とお酒を用意しましたって」
あかりは一瞬驚いたように目を丸くして、すぐに人の神経をさなかでするような調子で言う。
「お節介ね、渡辺あゆみさん」
私は別にあかりからそういうことを言われても全然気にかげず笑顔で答える。
「チーフの仕事の一つですから。職場の人間を気にかけるというのは」
「休日の土曜日でも?」
「悲しいかなそういう人間になっちゃったわね」
「嫌な大人……」
「そうね、だからお酒が必要だわ」
私は空になったロックグラスを、あかりに向ける。あかりは微笑して、瓶を私の方へ滑らせる。
「肴用意するから。後はセルフで」
「だし巻き食べたいわね」
願望を口にすると、尖った声が冷蔵庫の付近から返ってきた。
「希望言ってほしいって言った?」
「駄目?」
「……作る予定だったし、駄目じゃない」
再びエプロンを身につけたあかりは小さく四角いフライパンをコンロへ運ぶ。
小さな卵を片手で割り、鼻歌を歌いながら卵をかき混ぜる。〈了〉
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