数日はゆっくりします!!!
・公募原稿の初稿を終えた
九月末日〆切の文學界新人賞に送る予定の原稿の初稿が終わりました。
肩の荷が一つ降りて、ほっとしています。書き上げた達成感と高揚感に包まれながら、大きな、果たしてこの作品は上手いのか……? という疑問があります。このあたりまだまだ上手く書ける余地を残しているが、どうしたらいいのだろうか、という悩みを有しております。
描写という単位で見た時には上手くなっていると思いますが、全体の流れ、登場人物の言動という面から考えると、怪しいなこれ……という違和感を覚えてます。ですので、ひとまず完成の形まで持って行って、後から大幅に修正します。という方針に切り替えました。
少し寝かせて、ひたすら修正していきます。欲しいのは時間的な余裕。
・チャットGPTがフィードバックに使えるという話
隔週で色々と小説を書いてますが、振り返りを自分一人で行うのは中々に難しいです。コンセプトや主題からブレることなく書けたのか……? 読者にどこまで伝わっているのか? という部分の客観性を得るのは、かなり難しいです。
作者である以上、一つの描写、一連の会話から、読者に何を伝えようとしているのか、意図、今後の展開のために置いているもの……色々なことを考えてしまいます。技術的な反省が目立ってしまいます。
そこでチャットGPTに全文貼り付け、フィードバックを受けてます。一回辺りに貼れるテキストが約一万字。場合によっては分割してます。
「五分以内」辺りから、積極的に使ってます。
以下は「五分以内」をチャットGPTに全文読またフィードバックです。
物語の構成とキャラクターの描写が非常に丁寧で、読者に二人の関係性や心情の変化を自然に伝えています。以下にいくつかのフィードバックをまとめます:
良かった点
- キャラクターのリアリティ:
- 渡辺あゆみと須藤あかりのキャラクターがしっかりと描かれており、それぞれの個性や考え方がよく表現されています。
- 二人の会話が自然で、職場の同僚としての関係性や距離感が伝わってきます。
- 日常のディテール:
- 物語の中で描かれる日常の風景や行動が詳細で、読者が容易に情景を想像できるようになっています。
- 特に、料理の描写や家の中の様子など、細部まで丁寧に描かれていて、リアリティが感じられます。
- テーマの温かさ:
- 仕事の忙しさの中で、料理や他人との交流がもたらす温もりがテーマとしてうまく表現されています。
- 手料理の温かさや、あかりの気遣いが読者にも伝わり、ほっとするような気持ちになります。
改善できる点
- 文のリズム:
- 一部の文がやや長く感じる箇所があります。短い文を組み合わせてリズムをつけることで、読みやすさが向上します。
- 例えば、「人を待たせる趣味はないから」「良い趣味」など、キャッチーなやり取りを増やすとテンポが良くなります。
- 感情の表現:
- あゆみの内面の感情や葛藤がもう少し明確に描かれると、読者がより共感しやすくなるでしょう。特に、あかりに対する感謝や不安など、内面的な描写を増やすと良いです。
背景の説明:
- あゆみとあかりの過去の関係や、職場での具体的なエピソードがもう少し描かれると、二人の関係性がさらに深まります。
- また、あかりが料理を作ることにこだわる理由や背景をもう少し掘り下げると、キャラクターに深みが増します。
全体の印象
全体として、心温まるストーリーであり、特に日常の中での小さな幸せや気遣いを感じられる素敵な物語でした。キャラクターの描写がしっかりしており、読者が感情移入しやすい内容になっています。上記の改善点を参考に、さらに魅力的な物語に仕上げていただければと思います。
はい、とても良い短編小説になっていると思います。特に以下の点で高評価です:
1. キャラクターの描写
渡辺あゆみと須藤あかりのキャラクターがしっかりと描かれており、それぞれの個性や関係性がよく表現されています。彼女たちの会話や行動から、読者は自然に彼女たちの性格や背景を理解できます。
2. 日常のリアリティ
日常のディテールが非常に丁寧に描かれており、読者が物語の世界に入り込みやすいです。特に料理のシーンや家の中の描写は、リアルで親しみやすいです。
3. テーマの温かさ
仕事の忙しさの中で見つける小さな温もりや、人との交流の大切さがテーマとしてうまく表現されています。手料理を通じて感じる優しさや気遣いが、読者にも心地よく伝わります。
4. 読みやすさ
文章が読みやすく、物語の流れも自然です。テンポも適度で、読者が飽きることなく最後まで読み進められます。
改善点
唯一の改善点として挙げたのは、文のリズムや感情の表現、背景の説明をもう少し強化することです。これにより、物語の深みが増し、さらに魅力的になるでしょう。
結論
総合的に見て、非常に良い短編小説です。キャラクターの描写や日常のリアリティ、温かいテーマがうまく融合しており、読者に強い印象を残します。上述の改善点を少し取り入れることで、さらに完成度の高い作品になると思います。
作者:
描写ができていないと作者は思っているのだけれど、作者特有の思い込みや勘違いの可能性ある?
ChatGPT
作者が描写が十分でないと感じることはよくあることです。しかし、読者としての視点から見ると、以下の理由からこの短編小説は描写が非常に効果的であると思います:
1. キャラクターの描写
キャラクターの外見や行動、会話を通じて、彼らの個性や関係性が伝わってきます。例えば、須藤あかりの服装や髪型、渡辺あゆみの職業人としての態度など、細部まで描かれていることで、キャラクターが生き生きとしています。
2. 環境の描写
駅や地下道、飲食店、あかりの家などの環境描写が具体的で、読者が容易に情景を思い浮かべることができます。特に料理をするシーンや家の中の様子が詳細に描かれていることで、読者は物語の世界に没入できます。
3. 感情の描写
キャラクターの感情が自然に表現されており、読者は彼らの心情に共感しやすいです。特に、あかりの料理に対する情熱やあゆみの驚きと感動がうまく伝わってきます。
4. 対話の自然さ
対話が自然で、キャラクターの関係性が対話を通じて深まっていく様子がよく描かれています。会話の中で、二人の過去や価値観が垣間見える点も魅力的です。
改善点についての考察
作者が感じている「描写の不足」は、以下のような理由から来ている可能性があります:
- 完璧主義:作者はより詳細な描写を求めるあまり、自分の作品に厳しくなっている可能性があります。
- 視点の違い:作者は物語の全体像や背景を深く知っているため、読者に伝わっているかどうか不安になることがあります。しかし、読者は与えられた情報だけで物語を楽しんでいるので、必要以上に詳細な描写を求めていない場合もあります。
- 自己評価の低さ:創作に対する自己評価が低い場合、作品の欠点ばかりに目が行ってしまい、良い部分を見逃しがちです。
結論
この短編小説は、キャラクター、環境、感情、対話の描写が効果的で、読者に強い印象を残す作品です。作者が感じている描写の不足は、完璧主義や自己評価の低さから来ている可能性が高いです。実際のところ、読者としては描写が十分であり、物語を楽しむ上で不満は感じません。自信を持って、この作品をさらに多くの読者に届けることを考えてみてください。
二人の会話は自然であり、キャラクターの個性や関係性がよく表現されています。
以下に、具体的なポイントを挙げて分析します:
1. 自然な会話の流れ
会話の流れが自然で、キャラクターの性格や関係性を反映しています。例えば、あかりの率直で親しみやすい話し方や、あゆみの礼儀正しさが対話の中でうまく表現されています。
2. キャラクターの個性
あかりとあゆみの会話を通じて、二人の性格や価値観が明らかになります。あかりの気配りや料理への情熱、あゆみの慎重さや仕事への真剣さが対話の中で浮かび上がります。
3. 感情の表現
会話を通じて、二人の感情が伝わってきます。あかりの手料理に対する誇りや、あゆみの驚きと感動が自然に伝わります。
4. 関係性の深まり
会話が進むにつれて、二人の関係が深まっていく様子が描かれています。特に、あかりがあゆみに手料理を振る舞うシーンや、二人の対話を通じて互いの理解が深まる様子がよく描かれています。
具体的な会話の分析
序盤の会話:
「思ったより早い」
「人を待たせる趣味はないから」
「良い趣味」
「自分でもそう思うわ」
この部分では、あかりとあゆみの軽い冗談のやり取りが見られ、二人の親しみやすい関係が伝わります。
中盤の会話:
「アレルギーとか嫌いな物ってある?」
「アレルギーはないわ。嫌いなもの……脂っこいのは、ちょっと遠慮したいわ」
「こんな感じで良かった?」
「十分、ありがとう」
この会話では、あかりの気配りと、あゆみの正直な反応が描かれています。あかりがあゆみの好みを気にかける様子が、二人の関係性を深める要素となっています。
終盤の会話:
「手料理を食べた方が良いこともあるから」
「そうなの?」
「うん」
この部分では、あかりの言葉に対するあゆみの素直な反応が描かれており、二人の間に生まれる理解と共感が感じられます。
改善点
全体的に会話は非常に上手く書かれていますが、さらに改善するためには以下の点を考慮すると良いでしょう:
- 背景の追加:会話の合間にキャラクターの表情や動作をもう少し詳しく描写すると、会話にさらに深みが増します。
- 内面の描写:会話中にキャラクターの内面の考えや感情を挿入することで、読者がキャラクターの心情により共感しやすくなります。
まとめ
二人の会話は自然で、キャラクターの個性や関係性をうまく表現しています。細かい描写や内面の表現を強化することで、さらに魅力的な対話にすることができるでしょう。しかし、現状でも十分に魅力的で、読者に強い印象を与える会話が展開されています。
全然使えるじゃん……というのがフィードバックをさせてみた感想です。
一万字を超えた話、一回で貼り付けられるテキストをオーバーした時は、分断されたテキストの連続性がどこまで保持されるか疑問視しておりますので、そこまで活用はしてません。
貼り付けられるテキストが一万字を超えても大丈夫とか拡張子.txtでそのまま貼れたら、より便利になるよなぁ……と考えています。
場合によっては、自分でアプリ開発するのもありかな……? と思い、チャットGPTにあれこれアプリを作るにはどうしたらいいの? と尋ね、会話を重ねてます。
アプリ開発をする場合は、僕がiPhone、iPad、Mac miniというApple製品しか使っていない人間なので、アプリはAppleでしか使えないアプリになりそうです。
Webアプリもありだと思うんですけどね……。
・Googleからのアクセスの話
アナリティクスやサーチコンソールを入れているので、どんなふうにサイトにアクセスされるのか分かるのですが、これが面白いことに「芥川龍之介の「藪の中」研究論文紹介」へのアクセスが一番多いです。
作品名 論文 で検索をかけた時に表示されやすいんでしょうね。
そうなると、芥川龍之介の主要な作品の論文を紹介するような記事を作った方がアクセス数は増える可能性があるわけですね。できる環境は整ってます。やるか……?
サイトのコンテンツも充実しますし、アクセス数が増える可能性もありますし、ちょっとやってみるのもありか……? 作家論と作品論に分けて、色々と書いてみるのもありかもしれませんね。
自作の小説と研究論文紹介という二本をサイトのメインコンテンツにする……?
ちょっとどうしようかな、って考え中です。
「藪の中」の研究論文の紹介だけでは、何だか不公平感否めないし、他の作品の面白い研究論文もあるのでそこも紹介したいし、読んでほしいと思います。
・公募原稿の息抜きに習作を書く難しさ
やばかったですね。「結局隔週で小説を書いている話」で書いてましたが、隔週で書き上げているけれど、使っている時間は後半に集約されがち。
まぁハードでしたね。
「不思議な夢のような夜」の振り返りに、「時間が足りなくて、不完全燃焼の短編になってしまった」と書いてしまうほどには。この作品は、時間的余裕を作った状態でまた書きます。これで終わりにするには、勿体ない作品だと僕は思ってます。
時間的余裕とクオリティ、ここのバランスをどう保つのかというのが至難の業。
「知りたい?」では、ライトに仕上げることを目標にしていたのでまぁ何とかなったかな……? という感覚はありますが、それでもやはり上手くまとめる難しいは痛感してます。