◆ 出藍文庫月報|2025年4月
ひとり出版社として動いていることを、月報としてシリーズ化することにしました。月報という言葉通り、大体一か月ぐらいの頻度で、ひとり出版社を起業して、動いていくにはどうするか、ということを書いていきます。
短編小説を書いている
隔週で一万字程度の小説を書き続けています。書かないと上手くなりませんので。
四月に書いた短編は、「ブルーに似る?」と「黒、赤、青」の二本です。
文庫『弾かれたもの』の組版が完了
書籍化を予定している中編『弾かれたもの』の組版が完了しました。
116ページの文庫判で、出藍文庫から刊行予定の最初の一冊です。
装丁や印刷、販売についても、少しずつ準備を進めています。
価格についてですが、前回はこれくらいの頁数ならば税込1000円で出版していくと書いたのですが、安定して継続させることを考え、税込1500円で販売します。
ファン倶楽部を開設しました
これまで出藍文庫は、作品を全文無料で読める場所として運営してきました。
コメント欄は設けず、SNSでは更新のお知らせのみ。
即売会にも長らく出ていません。
ただ、小説を書き、読んでもらえたら十分だと、そう思って続けてきました。
それでも、
「何かを返したい」
「読んだという気持ちだけでは足りない」
そんなふうに思ってくださる方からお問い合わせを頂戴することがあり、その受け皿をそっと差し出したいと思いました。
2025年は準備期間として、2026年から本格始動する予定の「出藍文庫ファン倶楽部」を開設しました。
月額3000円、PayPalによる定期支援という形です。
出藍文庫は、一人の小説家が執筆から制作・出版・流通・広報までをすべて自分で行う「ひとり出版社」です。
隔週で短編を書き続け、それを公開し、年に三冊の書籍として刊行する予定でいます。
そのすべてを自分で行う以上、「この作品を読んで良かった」「続けてほしい」と感じてくださった方に支えていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
本格的な特典や会員限定の先行公開・限定刊行などは、2026年より順次スタートする予定です。
出藍文庫の作品に何か感じてくださった方。
この試みを静かに応援したいと思ってくださる方へ。
● 制作の裏側で支えているもの(ChatGPTなど)
四月からは、ChatGPT(有料版)を使って、制作や運営まわりのサポートも受けています。
サイトのデザインやレイアウトの調整、CSS・PHPのコード整理、note記事の下書き構成、アイデアの整理など、ひとりでは手が回らない部分を補ってもらっています。
創作に集中するための環境作りとして、こうしたツールや技術的な支援も大きな役割を果たしています。
「ひとり出版社」とは言いつつも、目に見えない部分での助けを得ながら成り立っているということも、記録として残しておきます。
来月も変わらず小説を書きながら、ひとり出版社としての歩みを積み重ねていきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。